エンジニアは、健康維持に注力する必要がある。なぜなら、エンジニアの仕事には、健康を害する要素が多くあるためだ。
その最たる例が、長時間座りっぱなしの姿勢だ。
座りっぱなしの仕事は運動不足による体重増加を引き起こし、ひいては生活習慣病の引き金になる。忙しさにかまけ、コンビニ飯やファストフードで食事を済ませることが多くなれば、より一層、生活習慣病にかかる懸念が高まるだろう。
仕事に関わる不健康な習慣を続けていると、将来的に命を脅かすような病気に襲われる可能性もある。

健康に加えて、エンジニアにはワークライフバランスも大切だ。
ワークライフバランスとは、プライベートと仕事との調和が取れた状態のことを指す。満ち足りた人生を実現するには、仕事とプライベートのどちらか一方を犠牲にするのではなく、その両方を充実させることが重要であるとするのが、ワークライフバランスの考え方だ。
エンジニアにワークライフバランスが重要な理由は、エンジニアの仕事に残業や休日出勤が多く、ワークライフバランスが仕事に偏りやすいためだ。

エンジニアの仕事には納期が付きものだ。納期が迫るとなんとか仕事を間に合わせるために残業や休日出勤が必然的に増加してしまい、ワークライフバランスのことを考える余裕もなくなってしまうかもしれない。
しかしワークライフバランスが崩れると、メンタルヘルスの不調を抱えやすくなる。仕事ばかりに偏った生活が続くと、仕事のストレスをプライベートで解消できず、精神的なダメージが蓄積されていく。
メンタルヘルスの不調は、ひどくなると仕事に手が付かない状態を引き起こすため、注意が必要だ。